フリーランスの失敗談から学ぶ「一人ブラック企業化」

働きすぎてブラック企業になる

自由に働くことができるフリーランスは、ついつい働きすぎて一人ブラック企業化してしまうことがあります。会社員と同じように、自分なりの定時を決めて働くという人も少なくありませんが、起きている間ずっと働き続けてしまい、結局ブラックな働き方になるという失敗をする人もいます。仕事に慣れないうちは、どうしても時間がかかってしまうこともあるでしょう。しかし、一日のスケジュールを決めずに過ごしてしまうなら、いつかオーバーペースになってどこかに弊害が出てしまいます。そんな経験をしている先人たちの失敗から学ぶことで、無理なくフリーランスとしての仕事をこなせるようになりましょう。

いい仕事をしたいならきっちり休む

フリーランスは自分の好きなように休めるという自由なイメージがありますが、クライアントの都合などもあって時間の調整が難しくなり、結局徹夜続きになってしまう人もいます。働けばそのぶんお金になるので、稼ぎたいと思う人ほどブラックな労働サイクルにはまってしまいがちです。しかし、疲れきっている人に最高のパフォーマンスはできません。目の前に仕事があると、いま稼ぎたくてつい無理したくなるかもしれませんが、しっかりと休みはとりましょう。仕事のパフォーマンスが落ちてしまえば次は仕事をもらえなくなる可能性もあり、本末転倒になってしまいます。

一人ブラック企業になっていると気づいたら

気づけば毎日睡眠時間が2〜3時間で、来る日も来る日も働いているような状況は明らかに一人ブラック企業です。もしかすると、仕事を多く引き受けすぎているのかもしれません。仕事を断ると次がないのではと心配になり、ついクライアントの無理を聞いてしまうことも少なくありませんが、無理に仕事を引き受けて中途半端な成果を出せば次がないかもしれません。一番いいのは、クライアントとの信頼関係を強固なものにしておくことです。信頼を得るためには、クライアントの期待を上回るような成果を出したり、誠実で丁寧な対応を心がけるといいでしょう。「この人に任せた時は安心」「この人の代わりはいない」と思ってもらえるような仕事ができるなら、受ける仕事の量や納期を調整してもらいやすくなるはずです。

休みに対する意識を変える

ブラック企業が嫌だったはずなのに、気づけばブラック企業よりひどい状況に陥りかねないのがフリーランスの怖いところです。休むとお金にならないということがプレッシャーになり、つい無理をしたくなるのかもしれませんが、働きすぎて体調を崩せばもっと働けなくなってしまいます。遊びより仕事が好きで、いくら働いても全く苦にならないという人もいるかもしれませんが、休むことも仕事のうちと考えてしっかり休みをとりましょう。